「好意の返報性」という心理学用語があって、これをおいそれと恋愛に適用しようとする輩がいるが、はっきり言って恋愛ではこの心理学は無意味だ。
この心理を信じて、やたらと好意を異性にぶつけてみても悲しい結果が待っているだけ。こんなものは一切信じないようにしたほうが身のため。
なぜ好意の返報性はクソなのか?
好意の返報性とは、相手に好意を示せば相手も好意で返してくれる。という心理学ですが、それすなわち相手のことを追うということ。
恋愛では、追うのは御法度。なぜなら追ったら逃げられるのが恋愛の常だから。
▼興味の無い異性から好意を示されると逃げたくなる。
例えば、全くの興味のない異性から「自分、あなたのこと気になってるんだよね。」と言われたらめちゃくちゃ気持ち悪くないですか。逃げたくなりませんか。
第一、あなたにその気がない場合、相手の気持ちには応えられない…むやみに期待させても申し訳ないという心理が働き、LINEをスルーするなどのアクションをとるでしょう。
好意の返報性を乱用する輩はこのあたりの人間心理を取り違えている。好意の返報性なんて存在しない。好意を示せば示すほど、相手はこちらに気を遣って、逃げようとする。
だから、好意の返報性なんてクソだと僕は思っていて、結局遠回りなんですよ。恋愛では好意は示さなければ示さない方が良い。どれだけ隠して相手に近づけるかが重要。(そのあたりは女性に好意を悟られると恋愛は失敗するで詳しく解説しましたので要参照。)
確かにある程度互いの距離が接近していれば、好意の返報性も成り立つかもしれないが、恋愛の初期段階(まだ初デートを済ましていない。)で好意をぶつけても逃げられるだけ。
「私、あなたに好意があります!」と高らかに宣言してきた人間と、初デートしようなんて普通の人間は思わない。
恋愛というのは段階を踏んでいくもので、出だしから相思相愛なんてことはほとんどあり得ない。相思相愛じゃない関係を、いかに相思相愛に持っていくのか?それが恋愛のミソです。
普通にデートして、普通にLINEやメールをして、気づいたら「あれ…何かあの人のこと気になっているなぁ…」ってのが恋愛の正しい順序であって、開始早々から恋愛感情むき出しでコミュニケーションをとることは、この順序をぶちこわす愚行。
特に女性は段階を追って、人を好きになっていく。つまり、好意の返報性なんてインチキを信じて、のっけからガツガツいく人間は、正しい順序を踏めば成功していたかもしれない恋愛を自ら棒に振っている可能性がある。もったいないよね。
だから好意の返報性なんて今日限りで捨て去ること。相手に好意を示せば好意を返してくれるなんてコトはもはや迷信の類いと言っても過言ではない。
ただし例外もある。
好意の返報性が効果を発揮する例外があって、それは互いにそこそこの恋愛感情がある場合。
好意を示すことはとても恥ずかしいがゆえ、なかなかその気持ちを出せない人がいる。
そんなときに相手の方から、好意を示されれば
という場合は十分に考えられるので、お互いが好意を持っている関係を前提にすれば、今まで言えなかった本当の気持ちを吐き出せる良い機会となる可能性はある。
ただしこんなことは滅多にあり得ないでしょう。好きだったのにその気持ちを伝えられなかったが故に、2人はすれ違い…なんて少女漫画の世界です。
互いが好意を持ってれば、図らずとも2人は結ばれます。
まとめ
- 好意の返報性は恋愛では全く役に立たない。
- むしろこの心理学を盲信すると恋愛に失敗する
- なぜなら好意を悟ったら人は逃げたくなるから
- ただし、互いに好意がある場合は好意の返報性は役に立つ