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男性心理講座

【男はなぜ察しないのか?】察しない男、察してほしい女

女性のかたから、よくこんな悩みが寄せられます。

なんで男って言わないとわからないんですか?頭わるいんですか?シネばいいのに。

と。

女性に比べ、男性はあいてが望むことを察する能力がひくいと言われることがとても多いですね。

「これだから男ってやつは…あんたに「歩き疲れていないですか?」って聞くってことは、わたしが休みたいって意味なんだよ!」みたいな感じでしょうか…(笑)

で、じつは察する能力がひくいわけではなくて、男というのは、察した上であえて行動しないことが多々あるのです。

「はっ?なにそれ?シネばいいのに。」と思われるかもしれませんが、男性に限らず、女性も実生活で同じことを多々やっています。

道に迷っているひとに声、かけれますか?

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街を歩いているとたまに、いかにも道に迷ってる風のひとを見かけることがあります。

あなたはこう思うはずです。

「道に迷ってるのかな…いや…でも話しかけて違っても恥ずかしいし…もしかしたらありがた迷惑かもしれないしなぁ…「困ってるんです。」と言ってくれたら助けるんだけどな…」

と、見てみぬふりをした経験は誰にでもあるはずです。

あなたはいま、察したうえで、あえて行動しなかったわけですよね。

男にも同じような心理が働いていて、察することはできる、でもそこで手を出すかどうかは別問題なんです。

それに加え、男性は「共感力」がひくい傾向にあり、「察するけど助けはしない。」との行動に対してさらに拍車がかかります。詳しくは後述。

男は自己解決型。誰かに頼ることに抵抗感をもつ。

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男は女性に比べ、だれかに助けを求めることが苦手ないきものです。

プライドが高いのでひとの助けを借りなくてもじぶんで出来る!」という意識がとてもつよく、辛くてもグッと我慢しつづけ、どうにかして人の手を借りず解決しようとする、自己解決型の考えかたをします。

これが「男性社会」の習わしです。

おとこにとって助けられることはある意味で「屈辱」なわけです。

「おれはひとりでこんなこともできないのか…手助けをしてもらわないとなにもできないのか…」と。

だから、困ってるふうなひとがいても、簡単には手助けをしません。

はっきりと「助けて。」と求められていないのに、手助けをすることは却って相手を傷つける可能性があると考えるのが、男の思考回路です。

察する能力が決して低いわけではない。

困っているひとをみたときのリアクションの取り方が男女で違うだけの話なんですよね。

男は共感力が低く、他人に感情移入しづらい

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ぼくには保育園にかよう子どもがいて、ときたま学芸会や運動会的なイベントが週末に催されます。

おおくのパパ・ママが一同に会し、我が子の頑張るすがたを見守っているわけですが、まわりを観察していると、ふと気づくことがあります。

「泣く母親はたくさんいるのに、泣く父親はいない。」

とくに母親は、我が子が登場していない場面でも(他の子どもが頑張る姿をみても)泣くひとが結構います。

ドラマなんかでもそうですね、感動的な場面をみて、なみだするのはほとんどが女性です。

男のひとで泣くのってあんまり見たことがないと思います。

ようするに、男は女性にくらべ、感情移入が苦手なんです。

悪い言いかたをすると「人の痛みに鈍感」

ひとの痛み、つらさをじぶんごとのように感じる能力が低い。

だから、ある女性が「とても辛い…」と思っていても、その辛さはなかなか男性には伝わりません。

「なんでこんなに辛いのに助けてくれないんだ!」とあなたが感じているとき、男性はこう思っています。

「助けて。」と言わないということは、そこまで辛くはないんだろう。ほんとうに辛ければ口に出すはずだ。

と…

「察する能力」はある。でも「共感」はしてくれないのです。

ここで男女間のミスマッチが起こってしまう。

女性は共感力が高いので、察した瞬間に手を差し伸べます。なぜなら、苦しんでいるひとを見ていると、じぶんも苦しくなってしまうから。

でも、男は共感力が低いので、苦しんでいるひとをみても、あんまり心に響きません。

だからあなたが心のなかで「苦しい。助けて…察してよ…」と思っても、まさに暖簾に腕押し、ぬかに釘。

人の痛みをじぶんの痛みのように感じることが苦手な男性には響かないため、結果、見て見ぬ振りをされてしまうのです。

言葉にする勇気を持つことで関係は大きく改善します。

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例えば「察してくれない彼氏がほんとうにクソだと思っている。」と悩んでいるなら、あいての察しに期待するのではなく、してほしいことをはっきりと彼につたえることをオススメします。

男は頼られることで、じぶんの存在価値の高さを見いだすので、全力で彼に甘えることは2人の関係にプラスの効果があります。

よく「甘えるのがヘタな女性は交際しても長続きしない。」なんて言われますが、結構当たっていると思います。

甘えるのがヘタなひとは、じぶんの要求を口に出すことを極度にきらいます。

要求を口にだすのはなにかヤダ…でも察してはほしい…なのに彼は見てみぬふりをするばかりで助けてくれる気配もない…

ここでフラストレーションがたまり、ケンカに勃発、関係性にヒビが入り破局にいたるのです。

そうなるくらいなら、思いきって甘えちゃったほうが絶対に良いです。

「助けてほしい。」と口に出すことはとても勇気のいること。

でも、そのたった一言を口にする勇気を持つだけで、男性との関係性がとてもよくなるのです。

よくある質問:彼女が困っていることを「察した」時点で助けるのがふつうじゃないですか?

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そう思います。

が、あなたが困っている、辛いと感じる感覚を、彼が同じように感じているかはまったくの別問題です。

ひとによって悩みや、痛みの感じかたはちがいます。

だれかにとっては深い悩みでも、あるひとにとっては悩みにすらならないことがあります。

あなたがほんとうに苦しんでいることを彼が理解すれば、彼はかならずあなたを助けます。

道に迷ってるひとをみても助けないひとはたくさんいますが、道ばたで倒れこむ人をみて、助けないひとはいません。

だからこそ「助けて。」の一言が必要なんです。

察したとしても彼が「大したことではない。じぶんで解決できるはずだ。」と判断すれば、ヘルプは望めません。

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